後ろを向いて後退します

これって前に進んでいることになりませんか?

会津大学一般入試Tips

Aizu Advent Calendar 2016 #24

www.adventar.org

昨日はa_r_g_v、

明日はGUCCI-swallowの

swallow-gucci.hateblo.jp

です。

会津大学を夢見る皆さんへ

www.u-aizu.ac.jp

タイトルの通りです。さすがにAdCやる頃には既に推薦入試は終わってるし、ぼくも一般入試で入った人間なのでこれから会津大学の一般入試を受けようと思っている人向けに2年前を振り返りながらでも少し書いていこうと思います。

が、

http://www.u-aizu.ac.jp/files/http:/www.u-aizu.ac.jp/information/2017-mod.pdf

これを見ていただけると分かるのですがどうやら新しい入試制度が導入されたみたいです。二次試験の英語、数学の問題の傾向変化やボーダーの変化による難化/易化に関してはこちらでは保証できかねないのでご了承ください。

センター試験

一般入試(17年度の一般入試A)では、センター試験に関しては理科一科目が100点満点で評価されます。

一般入試の合計点数550に対して占める割合は18%前後ですが、理科一科目だけに絞られている分毎年その平均点はかなり高くなっているようです(70点前後だったはず)。別に理科が苦手な人でも、二次試験では十分に挽回ができるのでもし理科で失敗してしまっても安心してください。

と言っても、そもそもセンター試験の理科程度で6~7割すら取れないようだと入学後の物理学系科目などでかなり苦労する羽目になる可能性があるので覚悟だけはしておきましょう。

一般入試で利用する理科の科目に制限はなく、物理でなくとも化学や生物、地学なども利用することができますが、もちろん物理以外の科目を利用したからといって入学後にハンディキャップなどが与えられるわけでもないので入学前に身近な人から教わって予習などをしておくと良いかもしれません。

半分脅しみたいな感じになりましたが、会津大学での講義で使う高校理科の知識はせいぜい物理Ⅱの基礎問題レベルなので人並みに勉強をしていれば苦労することは全くないと思います。

参考書

二次試験・数学

一般A、Bともに250点分を占めます。高校で学習する数学Ⅲ・Cの全ての範囲をカバーした問題が出題されますが、レベルとしては教科書の例題や傍用問題集の基本本題と同じくらいです。

もともと別の大学を狙っていてセンター試験受験後に会津大学に志望変更した人などは特に会津大学専用の対策などをする必要もなく、スラスラ問題を解くことができるだろうと思われます。

問題自体は現在の高校教育での課程に合わせた問題が出題されますが、入学後は現行課程では習わないような内容も数学系の講義で取り扱います(例えば行列や複素平面など)。入学時期によって補うべき知識が変わるのは少し大変ですが、余裕のある人は合格後にでもちょっと予習しておけば少し変わるかもしれません。まあ講義でも基礎知識レベル程度の内容しか取り扱わないのでその場でなんとかなってしまうこともありますが…。

会津大学は数学系の科目の単位を落として再履修ないしは留年する人が割と多くて、それ系の科目の得手不得手がかなり関わってきているように感じます。前述の通り入試自体の難易度は全く高くはないのですが、そこそこ点数を取れて合格できたからといって入学後に苦労しないというわけではなく、むしろコンピュータや情報工学の勉強よりもこちらに注意を向けておくべきかもしれません。それも、時間を費やして勉強しろというわけではなく、無駄な時間を費やさないように高校のうちからしっかりと数学の知識と力をつけておくべきというほうが正しいでしょう。高校のうちからしっかりと固めておけば大学入学後の数学系科目でもそれほど苦労するようなことはほとんど無いと思います。

参考書

二次試験・英語

一般A、Bともに200点分を占めます。会津大学の二次試験の英語科目は少し特殊で、マークシートを利用した試験になっています。単語に関する問題(発音、意味、 etc...)や短文・長文読解など色々な問題が出題され、慣れていない人にとっては対策が必須となるかもしれません。問題自体が難しいというわけではありませんが、もともと英語があまり得意でない人は赤本を買って過去問を解いておくことを推奨します。

会津大学は外国人教諭がたくさんいることや講義が英語で進められることなどで有名ですが、一年時は英語科目以外の講義で英語が使われることはほとんどありませんし、TOEICTOEFLなど英語の資格取得に対する奨励金や英会話コミュニティなど学生の英語修得を補助する体制もかなり整っているので心配する必要は特にありません。英語の講義も中学や高校レベルの英語から始まり、英語が得意で講義が退屈だという人はTOEICで500点以上が取れていれば3年次で履修する予定の英語系選択科目を先行履修できるシステムも利用できるので是非使ってみてください。

コンピュータや情報工学分野の勉強やドキュメント探しをしていると自然と英語の文章に触れる事が多く、最低でも人並み程度に英語を読んで書くことができる能力が必須となります。付け焼き刃や専用の対策でどうにかなるものというわけでもないので、早い段階から能力を養っておくことを強くオススメします。苦手なままにしておくと入学後に理科や数学以上に苦労することになるかもしれません。

参考書

コンピュータ・情報工学

一般入試では問われることはありません。

会津大学には普通科以外出身の学生も多く入学してくるので、この分野の勉強に関しても入学時点でそのレベルに差が生じてしまうことになりますが、大学に入学してからでも頑張って勉強して手を動かせば追いつき追い越すことは十分に可能です。特に心配する必要はありません。

その他

入試とは関係ないですが、道徳などの勉強を少ししておくと幸せになるかもしれません。

まとめ

会津大学センター試験に失敗した人たちがよく受験するのも相まって偏差値は低いですが入試のボーダー自体はそれほど低くはないです。下手に軽視すると簡単に足元をすくわれるので気を抜かないようにしてくださいね。

割とSNSなどではボロクソに言われる傾向のある会津大学ですが、個性的な学生や教授も多くて話をしていても飽きませんし、勉強する環境もかなり整っているほうなのでこっちの方面の学問を学ぶ分には選択して失敗することは無いと思います。

僕は来年度で4年生になります。この記事を見ている未来の会津大学生と、キャンパスでお会いできることを楽しみにしています。