イタリア美女と付き合って7ヶ月経った
バイク Advent Calendar 2019
本記事は バイク Advent Calendar 2019 15日目の記事です。
MV Agusta Brutale 800 Dragster RR
タイトルに偽りはありません。去年こんな感じの記事を書いていて、
免許取得から4ヶ月くらい経った2019年4月の末に、MVアグスタのブルターレ800ドラッグスターRR(2018年式, EURO4対応モデル)を購入しました。
もともとDUCATI買うとかNinjaH2買うとか言っていたんですが、モーターサイクルショーで展示されているMVアグスタのバイクを見てからアグスタがちょっと気になっていました。当時は6月に出るとか7月に出るとか言われていたDUCATIのディアベル1260を買おうという計画を立てていたところ、都内のディーラーでドラッグスター800RRのMV2018モデルを試乗してしまい暴力的な走行性能と奇抜な見た目に惹かれてほぼ即決で契約。
見た目
F3 800のカウルを剥ぎ取っただけの、いわゆるストリートファイターに分類されるバイクです。
普通のブルターレと違って特徴的なのは、ナックルガードにマウントされたバーエンドミラーとトップブリッジに取り付けられたセパレートハンドルです。
後ろの造形も好きです。とにかくテールが小さい。3本出しのスラッシュカットマフラーとスポークホイールも世界中どこを探してもドラッグスターRRしか付けていないはず。
性能とか
エンジン
798cc 3気筒12バルブの水冷エンジンです。燃料はハイオクで13〜18km/Lくらい走ります。
3気筒あるあるとして、低速はトルクたっぷりで12000rpmくらいまで回るというのがドラッグスターRRにも当てはまります。スタートダッシュの速さだとリッタースーパースポーツにも負けないくらいです。
ポジション
シート高は811mmでちょっと高めですが、シート前部がこれでもかってくらい絞り込まれているので足つきは良いです。
ハンドルもトップブリッジの上に付いていてホイールベースもかなり短いので、セパレートハンドルとはいえ普通のネイキッドバイクのようなポジションで乗ることができます。
電子制御
- ABS
- 走行モード
- トラクションコントロール(0-8の9段階)
- 上下クイックシフター
- リザーブタンク自動切り替え
が標準で装備されています。
トラクションコントロールは0だとちょっと捻っただけでウィリーします。3〜5くらいが良い感じにエンジンの良さを活かしたまま快適かつスポーティに乗れるセッティングです。
クイックシフターは一度使うと手放せなくなりました。
加速性能・制動性能
798ccとはいえスーパースポーツのエンジンをそのまま使っているので名前の通り獰猛な加速をします。今まで乗った中で一番排気量の大きいスーパースポーツがDUCATIのパニガーレ959でしたが、加速感に限って言えばパニガーレの比じゃないくらい過激です。リアタイヤの太さが200mmもあるので、直進が安定する分コーナーで少し気を遣います。
ブレーキキャリパーは前後ブレンボで、前が4ピストンのラジアルマウント、後が2ピストンのキャリパーを装備しています。車体が軽いのも相まってフロントブレーキを少し強く握ると簡単にジャックナイフします。
サスペンション
前後フルアジャスタブルですがまだ弄ったことはないです。いつか弄りたい。
良いところ
- 見た目 : 奇抜な見た目なので行く先々で注目されるし、声もかけられる。
- 乗ってて楽しい : 軽くて速いバイクなので、それはもう楽しい。
- 電子制御が嬉しい : ストイックな感じのバイクと思いきや普通にTCとかクイックシフターがついているので便利。
悪いところ
- 積載性 : 荷物が全く載らない。お弁当箱1個くらいが限界。
- 快適性 : シートがひたすら硬い。連続して4時間以上乗ると尻が痛くなる。
- 車幅 : バーエンドミラーのせいで幅が120cmくらいありハーレーよりもデカい。すり抜けは不可能。
- 故障 : アイドリング不調x2, 構造起因のミラー破損x2, リアブレーキ不調x1。
- 熱 : エンジンが熱すぎてニーグリップできない。
- 航続距離 : 燃費があまり良くないのに燃料計がついていない。200〜250kmごとに給油をしないと不安。
- パーツがない&高い : マイナーなバイクだから仕方がない。
価格 : 高い(230万円)
まとめ
良いところよりも悪いところのほうが多いように見えますが、個人的には悪いところを補ってありあまるほどの魅力があると思っています。
それだけ乗ってて楽しいバイクです。